葬儀から帰ってくると住職が遠くで作務をしているのが見えた。 お参りがつづいていた後だったので、 見て見ぬふりをしようかと思ったが、 境内のベンチに両手の荷物を置き見に行ってみる。 墓地と本堂との間の道に、コンクリートの平 […]
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今やらないで、いつやるのか
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人を優しい気持ちにさせる、姿勢
「来週土曜日の学園祭のために練習したい」 という高校生が昨日、 お寺にあるピアノを弾いていた。 去年、私の同級生の母親から寄贈されたピアノだ。 お寺の玄関にあるだけで、この一年さまざまな人に弾いてもらっている。 ある人は […]
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ちいさなお経
おとといの朝、雨降りの本堂の濡縁を拭こうと思って雑巾をもって端に行くと、うずくまった茶色いものがある。 (死んだすずめ) と思ってじっと目をこらすと、 うっすら目をあけて、 ひん、ひん、 と力なく鳴いている。 上を見ると […]
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布施というは、むさぼらない
お寺で毎月無料で食品を配布する活動をしている「地域食堂まんまる」にはいろんな方が手伝いに来られています。 高校生や中学生、小さな子どももいれば、 郵便局につとめる人もいるし、 退職された人、 先生、それこそ、受け取りにく […]
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ニオウとガオウ
「仁王さまは、ニオウとガオウなの?」 9歳になり親も知らないような知識をつけてきた長男が、 こんな質問を。 「…?どういうこと?」 という私に、 「仁王像は二体あって、片方はニオウ、もう片方はガオウ」 子どもらしい勘違い […]
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本堂の濡れ縁を拭く。
本堂の濡れ縁を拭く。 半分外である場所ですから、 すぐ汚れるし軒先の雀の巣からは毎日落ちてくる物がある。 そもそも範囲も広いし、 腰を屈めて拭く姿勢は、不惑のわたしにはなかなかきつい。 (綺麗になってる…気がする) (意 […]
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玄関のたたきをふく
妻が玄関のたたきを毎朝雑巾で拭くようになりました。 たたきだけでなく、並んでいる靴の裏まで。 「10日間やれば習慣になる」 と息巻いていて、 はじめは「何かの本に影響されたな」と いくぶん私の視線もひややかだったのですが […]
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RomioRiさんが応量器袱紗の製作を
「ずっと長く大切にできる衣服を」 というコンセプトで函館でモノづくりを手がける RomioRi(ロミオリ) ささやひろみさんがお寺に来てくださいました。 禅の作法で食事をいただく そのようなことをこれから、ポストコロナの […]
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生前授戒をするということ
今日はご両親の法事で授戒なさる方がいらっしゃいます。 授戒(じゅかい)とは、「戒を授かる」ということ。 戒とは、戒め(いましめ)と書きますが、 「あれはしてはいけない」 「こうしたらいけない」 というものではなく、 「良 […]
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津軽三味線の音色が本堂に
津軽三味線奏者の笹森晃大さんが本堂で演奏してくれました! 北斗まちの大学さんの企画でのプロモーション動画撮影で無観客でしたが、空気が震えるのがわかるくらい迫力ありましたよ。 今度、お寺参りでみなさんの前でお披露目あるかも […]
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さつまいも畑をつくりました!
さつまいも畑をつくりました! お寺を会場に子ども食堂を運営している「まんまる」の行事でした。 副住職もお手伝いに。 夢☆食堂の佐々木大生さんが畑を貸してくださり、 畝つくりから苗植え(芋苗100本!)まで笑顔で教えていた […]
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ビギナーズマインド
ビギナーズマインド。 禅の修行で難しいのは、 足を組むことや悟りを得ることではなく、 初心をたもつということ。 1960年代に渡米した禅僧、鈴木俊隆老師の言葉です。 先日、近くのお寺で得度式( […]
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受けた風をそのままに
風のつよい日がつづいています。 まちを歩くと鯉のぼりが元気におよいでいるのを見ます。 風がおおいほど力づよく。 風がつよいほどしなやかに。 本堂の屋根の四隅にぶらさがっているのを 風鐸(ふうたく)といいますが、 鯉のぼり […]
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ジタバタ動く手を休め
「山野草というのはおもしろいもので、 庭で育てていて、周りの雑草をきれいにとってしまっても育たない。 シラネアオイ、カキラン、クマガイソウ、 みんなそうです。 でもうちの家内は雑草を全部きれいにやっちゃうんです」 山野草 […]
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春のいのちを分けていただく
昨日の夕方、子どもたちが山に入り山菜を沢山採って帰って来ました。 連れて行ってくれたのは、地元の放課後フリースクール「かやぶきの家まねきや」さん。 カタクリの花と葉(根は抜かず)もあり、 はじめての私は子どもたちに、 「 […]
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時間をかけるということも供養
「葬儀は一日で」という方が増えてきたように感じます。 「時間をかけるということも供養ですよ。 時間をかけるということくらいしか、 してあげることはないのでは」 そういいながらも、ご家族の事情ですから、 手早く葬儀を済ませ […]
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お釈迦さまの誕生日
4月8日はお釈迦さまの誕生日。 その誕生を讃えた詩の描く、 誕生時の風景は美しく。 * 彼が生まれると、 地は山々の王でしかと抑へられてゐたけれど、 風に揺れた舟のやうに震へた。 しかも雲もない空からは、栴檀で香り、 水 […]
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真の平和を
「寝るところがないというのはつらいことですよ」 戦争を経験したお檀家のおばあちゃんが言っていました。 ロシアのウクライナへの武力による侵攻は決して許されるものではない。 難民としての生活を強いられている人々、大切な方を亡 […]
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内なる「時間」を大切に
「時(トキ)」という言葉にはさまざまな語源があるそうです。 あっという間に過ぎ去ってしまうことから「疾ク(トク)」が語源(『大言海』)とも、月の満ち欠けによって知らされることから、「月(ツキ)」が語源(『広辞苑』)とも言 […]
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春のお彼岸
今日から春のお彼岸です。 残雪ある墓地を踏みわけ、かきわけ、大切な方にお花をお供えする足跡があります。 風はまだ北からで肌寒いですが、 境内の陽ざしもようやく春めいてまいりましたよ。 ヒヨドリもジーィジーィと鳴いています […]
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(2024/03/07) - 麻三斤
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