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  • お経の意味

    9歳になる息子が般若心経を覚えようとしているがなかなか覚えられない。 口に出して読んでないからだ。 どうしても覚えようとすると目で見てアタマで覚えようとするが、 ことお経に関しては知識のように覚えるのではなく、 口や体で […]

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  • 仏教は “Non-Style Style“

    仏教は “Non-Style Style“ だよ。 と言っていたお坊さんの友人がいます。 「ノンスタイル スタイル(型なき型)」 格好つけた言い方ですが、言い得た言い方です。   よく言われる「あるがまま」と同 […]

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  • 布施というは、むさぼらない

    お寺で毎月無料で食品を配布する活動をしている「地域食堂まんまる」にはいろんな方が手伝いに来られています。 高校生や中学生、小さな子どももいれば、 郵便局につとめる人もいるし、 退職された人、 先生、それこそ、受け取りにく […]

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  • ビギナーズマインド

    ビギナーズマインド。 禅の修行で難しいのは、 足を組むことや悟りを得ることではなく、 初心をたもつということ。   1960年代に渡米した禅僧、鈴木俊隆老師の言葉です。   先日、近くのお寺で得度式( […]

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  • 受けた風をそのままに

    風のつよい日がつづいています。 まちを歩くと鯉のぼりが元気におよいでいるのを見ます。 風がおおいほど力づよく。 風がつよいほどしなやかに。 本堂の屋根の四隅にぶらさがっているのを 風鐸(ふうたく)といいますが、 鯉のぼり […]

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  • ジタバタ動く手を休め

    「山野草というのはおもしろいもので、 庭で育てていて、周りの雑草をきれいにとってしまっても育たない。 シラネアオイ、カキラン、クマガイソウ、 みんなそうです。 でもうちの家内は雑草を全部きれいにやっちゃうんです」 山野草 […]

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  • 春のいのちを分けていただく

    昨日の夕方、子どもたちが山に入り山菜を沢山採って帰って来ました。 連れて行ってくれたのは、地元の放課後フリースクール「かやぶきの家まねきや」さん。 カタクリの花と葉(根は抜かず)もあり、 はじめての私は子どもたちに、 「 […]

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  • 時間をかけるということも供養

    「葬儀は一日で」という方が増えてきたように感じます。 「時間をかけるということも供養ですよ。 時間をかけるということくらいしか、 してあげることはないのでは」 そういいながらも、ご家族の事情ですから、 手早く葬儀を済ませ […]

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  • お釈迦さまの誕生日

    4月8日はお釈迦さまの誕生日。 その誕生を讃えた詩の描く、 誕生時の風景は美しく。 * 彼が生まれると、 地は山々の王でしかと抑へられてゐたけれど、 風に揺れた舟のやうに震へた。 しかも雲もない空からは、栴檀で香り、 水 […]

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  • 真の平和を

    「寝るところがないというのはつらいことですよ」 戦争を経験したお檀家のおばあちゃんが言っていました。 ロシアのウクライナへの武力による侵攻は決して許されるものではない。 難民としての生活を強いられている人々、大切な方を亡 […]

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  • 内なる「時間」を大切に

    「時(トキ)」という言葉にはさまざまな語源があるそうです。 あっという間に過ぎ去ってしまうことから「疾ク(トク)」が語源(『大言海』)とも、月の満ち欠けによって知らされることから、「月(ツキ)」が語源(『広辞苑』)とも言 […]

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  • 春のお彼岸

    今日から春のお彼岸です。 残雪ある墓地を踏みわけ、かきわけ、大切な方にお花をお供えする足跡があります。 風はまだ北からで肌寒いですが、 境内の陽ざしもようやく春めいてまいりましたよ。 ヒヨドリもジーィジーィと鳴いています […]

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  • ことばのぬくもり

    下の娘は童謡が大好きで、寝る前に歌絵本をせがまれます。 歌っていて思うのは、作者不明の歌のこと。 誰かが作ったものかもしれないし、誰かが口づさんでいたものが自然にひろがり、歌としてまとまっていったのかもしれない。 いずれ […]

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  • 花が開けば世界が香る

    三春、果満つ菩提(ぼだい)の樹。 一夜、華開いて世界香し。 —・—・—・—・—・—・— 花が開けば世界が香る。 香りとは、ただようもので […]

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  • 咲という字は、笑の古字

    咲という字は、笑の古字と聞きました。 たしかに、漢和辞典をひらいてみると、咲という漢字には「わらう」という語義のみで、「はながさく」というのは日本のみでの用法なのだそう。 人間のわらう表情を、はなの咲く姿にたとえる。 な […]

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  • 今日はどんな春に出会うでしょう

    雨水となったので、本堂の玄関にお雛様を飾りました。 お寺は彩の少ない場所ですが、 一年でこのときだけは華やかです。 7歳と3歳の娘たちと一緒に準備しました。 雨水とは、降る雪が雨へと変わり、 氷が解け出すころのこと (白 […]

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  • コマが回るには

    「コマを買ってきてもうまく回りません。なぜでしょう?」 今朝、子どもからまた無理難問。ナゾナゾが。 「コマったから?」 「ちがいまーす。回してないからです!」 なるほど。 たしかに買っただけではコマは回らない。 回さない […]

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  • お話し好きなハナさん

    年を重ねても元気な方には、お話好きな方が多い気がします。 もちろん、耳が遠くなるとなかなか会話になりませんが、 目の前の人に心開いている、というのは大切なんだな、と実感します。 90を越えたハナさんというおばあちゃんは、 […]

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  • 随処作主

    「随処作主(ずいしょさしゅ)」という言葉がありますが、これは、「いのち、生命は今、私という人間としてある。私の人生は私以外に生きられない」ということ。 「人生最後まで、自分のことは自分でできるように」というのは誰しも願う […]

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  • 手は熱く足はなゆれど

    手は熱く足はなゆれど われはこれ塔を建つるもの 滑り来し時間の軸の をちこちに美(は)ゆくも成りて 燎々(りょうりょう)と暗をてらせる その塔のすがたかしこし むさぼりて厭(あ)かぬ渠(かれ)ゆゑ いざここに一基をなさん […]

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