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互いの手をとり腕を支える

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日はお盆の墓参り。
ご先祖を迎える最初の日。

たくさんの人がお墓にお花をお供えして帰るのを見ました。
たくさんの人が互いの手をとり腕を支える姿がありました。

5歳の孫とじいちゃんが手を握り水桶を返しに行く姿。
90を超える母親の体を支えてお墓に向かう娘の姿。
互いの手を取り合い走っていった幼い姉妹。
病で体の自由がきかない妻を支えて歩く夫は車へと向かい。
去年まで妻の体を支えて歩いていた男性は、今年は一人で。
妻に花を供えていた。

その姿を見て私の胸が熱くなるのは、
そうではない日が裏側にあるからだ。

5歳だった男の子はいつか、もう握っても握り返してくれない祖父を前に。
まだなりたての母親は、近くのお店で娘と手を繋ぎ買い物を。
初老の夫婦は結婚式では晴れ姿で、手をとりあい写真を撮った日が
たしかにあったに違いない。

「うらを見せ おもてを見せて 散るもみじ」
ただ花を供えるだけではない
墓参りがありました。

今日も一日心穏やかに過ごせますように。

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