お袈裟を縫うということですら初めてのことなのに、衣財である麻布も染めるところから。
人間の思いはからいをするりと抜けでた大自然の営みとして、生きる、ということを考えたとき、お袈裟も人間の手ばかりでなく、身近に自生する草木の力に敬意を払うべきだと感じるようになりました。
そのふとしたひらめきにもかかわらず、スミレ @maysumire_ さんは心から賛同し協力してくれます。
本格的な染めはこれからですが、今すでにある試し染めを見ても、化学的な物と違い、ある種の複雑味があると感じます。
じっさいに手に取ってみると、角度や距離、環境によって色味が変化する。鉄紺かとおもえばカーキ色のようにも緑のようにも鼠色にも見え、うっすら黄色も感じたりする。
人間の手を離れ自然に任せたとき、私たちの想像を超えた姿が表れる。それを渾身で受け止めることができたとき、生命が本来一であるところに立ち返ることができる、そのようにも思うのです。
とにかく、試しの時点ですでにワクワクする。
4月4日午後3時から、
どうぞお話会からご参加ください〜