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地震、停電を経て。

皆さまにご心配おかけしましたが、お知らせでもお伝えしましたように、この度の地震でお寺は大きな損傷もなく、停電も一日程度で復旧しました!

しかし、北斗市内でも、ほんの300メートル先の地域ではまだ停電中、また電話回線も使えない、という不安な時間を過ごされている方々もいます。また、震源地の近くでは大きな被害にあわれた方、そして未だ避難所にて断水、停電の中での生活を余儀なくされている方が沢山いらっしゃいます。一日でも早く、安心した毎日に戻られますように。

この度の地震、そして停電を経て、沢山のことを考えさせられました。

まず一日の停電を経て一番に思ったことは、“真冬でなくてよかった!!”でした。最低気温が-10度を下回るような時に、暖房すべてが止まってしまったら…想像しただけでぞっとします。お寺には現在、だるまストーブが一つありますが、それで家族のみならず、お寺に避難に来て下さった方々皆と共に暖をとれるのか…全道停電という現実を目の当たりにした今、真剣に考え、行動しなければ、と切に思いました。

また、今回は水とガスは通常どおり使えたため、トイレや食事に関してそこまで不便を感じることなく乗り切れましたが、ライフラインすべてが同時に停止した場合の備蓄品が明らかに準備不足だな、と実感しました。朝起きて、いつもの習慣でまずトイレで用を足し、その後、“あ!水流れなかったらどうしよう?!”なんて思ったおそまつな自分でした…飲料水の予備もなかったので、もし水がなかったら、朝ごはんからどうやって調理していいやら、呆然としていたと思います…携帯トイレや飲料水など、ある程度まとまった量が必要だな…と。

また、ガスが止まった場合、ガスコンロはお寺に沢山準備がありますが、ガスボンベが足りない!ガスボンベも常時ストック量が必要だな、とか。

このようにまだまだ準備不足ではありますが、でもこの度の地震、停電を経て感じたことは、お寺は緊急時に避難所の役割を担える!という可能性でした。

停電で電話も止まってしまいましたが、お寺には公衆電話があります!10円玉があれば、携帯電話の充電が切れてしまっても連絡がとれる。また、台所には大きな炊き出し用の調理道具もそろっている。トイレも一般家庭よりは多くの数を持っている。座布団も沢山あるので、ごろ寝程度には休んでいただくこともできる。AEDも先日導入し、避難時に緊急な事態が起こっても最低限対応できる設備も整いつつある…など。

 

当たり前ですが、災害はある日突然やってくる!そのことを再実感。

その日のための備えは、今、しておかなければいけないのですね。少し生活が落ち着いたら、さっそく山内で話し合いを進めていきたい、と考えております。

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