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開拓殉難者慰霊と友好親善訪韓

薬王寺ご住職の田中清元老師が団長を務められている「開拓殉難者慰霊法要と釈尊降誕会友好親善訪韓」に、今年も参加させて頂きました。
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天安市の国立海外物故者慰霊墓苑「望郷の丘」の殉難者慰霊塔と大韓航空旅客機被撃犠牲者慰霊塔にて、慰霊法要が営まれ 私達寺族は「追善供養御和讃」「無常御和讃」を奉詠させて頂きました。


「望郷の丘」には、戦時中強制連行により、終戦後祖国に戻ることができずに異郷の地で亡くなった人々が、日本の各地で発見されては埋葬されています。
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ただ、今も尚ここに埋葬されることなく異郷の日本で眠っているあまたのお骨があることを思うと胸が痛みます。
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大韓航空旅客機被撃犠牲者慰霊塔とは
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1983年9月1日 ニューヨークを出発したソウル行きの大韓航空機007便がサハリン沖で旧ソ連によって撃墜された時の慰霊塔です。16か国269名の犠牲者一人一人の名前が刻まれていました。
 
 
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ソウルで最も大きい曹渓宗寺院「奉恩寺」様での法要では「報恩供養御和讃」を奉詠させて頂きました 。
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このお寺では、お参りに来られる方々のために20,000食の麺料理を作っていらっしゃるそうです。
 

 
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また、曹渓宗の禅師様より茶菓のおもてなしを受けました。

韓国の仏教に対する国をあげての花祭りは圧巻です。

 
 
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大韓仏教曹渓宗祇園精舎はソウル市東部の峨嵯山(アチャサン)に建っています。
標高287mのソウル有数の登山公園で、市民の憩いの場になっています。祇園精舎はその山口にあり、一般に解放された修行寺院です。多くの若い尼僧さんが、尼僧団普賢会会長の住持雪峰(ソルボン)老師のもと修行しています。登山客は祇園精舎の薬師如来立像の前で足を停めて、登山の無事と心身の健康を祈って登って行くそうです。(薬王寺様資料より)

 
 
平成20年田中清元老師が開眼供養をされた「薬師如来大仏」様での法要では「聖号」を奉詠させて頂きました。

 
釈尊降誕会法要では、寺族は「三宝御和讃」「釈尊花祭り御和讃」を奉詠させて頂きました。

 
 
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参拝の方々のために通訳を通してお説法された田中清元老師。
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毎年3,000人以上の参詣者があり、その方々ために3,000食の手作りのビビンバが用意されました。

わたくし達のためにも、たくさんの精進料理やおやつが用意されました。

法要後のフェスティバルでは、韓国を代表する歌手のジャン・サイク氏や、オペラ歌手のジュゼッペ金・金久美ご夫妻をはじめ、伝統舞踊などの著名な方々が次々と披露されました。

 
活気に満ちた法要フェスティバルは、今後わたくし達のお寺でも実践して行かなければならないであろう「魅力あるお寺作り」の課題が随所に盛り込まれていたように感じました。

参拝者の熱気に圧倒され、導かれる住持雪峰老師のお人柄にもとても惹かれました。
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田中清元老師が33年もの長きにわたり続けて来られた日韓友好の絆は深く、コツコツと積み上げてこられた地道な努力に改めて感銘を受けました。
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梅花によって結ばれるご縁に感謝し、今後益々梅花の道を究めて行きたく努力していく所存でございます。今年も参加させて頂きましたこと、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

広徳寺寺族 高橋佳子(by ばあば)

 
 
 

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