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お袈裟を縫う

お袈裟を縫う🪡会3回目終わりました。
布に線を引き裁断して、いよいよ縫い始めました!

今回縫うお袈裟は九条衣といい、長短2種類3枚の布をまず縦に繋ぎ、それを9つ用意して、今度はその9枚を繋ぎ合わせて大きな長方形の1枚の布にします。その1枚の布の4辺に縁をつけていくのが大まかな流れ。

完成に近づくほど縫いに携わることのできる人は限られてしまいますが、他にも座具(ざぐ・お拝のときに敷く布)なども作っていきますので、参加していただいた方にはかならずお仕事あります。

布を裁断したり縫うことは、想像以上に緊張感があります。

どこからその緊張感が現れるのかな、と振り返ってみると、お袈裟を縫うという行いそのものが、あまりにも清らかだからだではないかと思います。

その清らかな行いにあぶり出される「私」という業のかたまり。

そんな緊張感をほぐすかのように、ハンノキやキハダ、クリやウメ、サクラから染色されたやわらかな布を見ると、優しい気持ちになるんです。

私が、私が、という我欲を離れたところにある人間の営み、行(ぎょう)として、短い時間でも、一針だけでも、一人でも多くの方に関わっていただきたいと思っています。

次回は8月29日(木)
午前9時〜正午
午後1時〜4時
全日ご参加の方はお弁当🍙ご持参ください

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