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一緒にお袈裟を縫いませんか

道南の自然を一枚の布に。

一年かけてお袈裟を一緒に作りませんか?

道南に自生する草木やお寺の境内の樹木から染めた麻布を縫い合わせてお袈裟を作ります。

私もお袈裟を縫うのは初めてですが、今から息を荒くしております。

今回、お袈裟をつくるのに麻布の染めを、函館在住の草木染作家の中原菫(なかはらすみれ)さん @maysumire_ にお願いしました。
そしてお寺の境内の樹木だけでなく、地元道南に自生する草木も使うのに、植物採取をBOTAN(ぼたん)さん @btnfco が快く引き受けてくれました。

お二人とも道南の自然を愛し、春夏秋冬何度も野山に足を運んでいる、まさに道南の自然のスペシャリスト。

お袈裟の色や量、材質などは”律”という、いわば仏教のルールブックに詳細が規定されています。それに準じて染める予定ですが、実際にあらわれる色はもしかすると、こちらの期待にそうものではないかもしれません。

でもそれでもいいんです。

それでいい、てことはないかもしれないけれど、もちろん期待するところに”狙い”を定めて努力こそすれ、大自然は私たちの思いをはるかに凌駕している。

むしろ、山川草木と私とのあいだに何の垣根もなく同じであるというところに、お袈裟を縫う意味があると思っています。

お袈裟とは物としては一枚の布ですが、ただの布ではなく、お袈裟を一針一針縫うその私の姿勢がすでにお袈裟であり、野山に生きる草木はすでにお袈裟であり、縫い合わされる前の反物としての麻もまたすでにお袈裟である。

この土地に生きるすべての風景、生き物、人間の息吹が感じられる。そのようなお袈裟を一緒に作り上げませんか。

と息まいていますが、私も初めてのこと。初心に帰って足元から、ともに仏のおしえを学んでいきたいと思っています。

教えてくださるのは、和歌山県西福寺ご住職 石上公望老師 @saifukuji_ 。25年以上お袈裟を縫い続けているお坊さんです。

1年間で6回に分けて教えていただき、初回の今回はお袈裟についてのお話をききます。実際に縫い始めるのは2回目以降となります。

部分的な参加も嬉しいです。

興味ある方はどうぞメッセージくださいませ。

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日時: 2024年4月4日午後3時(5時頃終了予定)
場所: 広徳寺(北海道北斗市中央2-3-14)
料金: 無料(お布施は受け取ります)
持ち物: 2回目以降は、針とハサミ

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#袈裟
#お袈裟を縫う会

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