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「50年後、皆さんはいくつでしょう?」

「50年後、皆さんはいくつでしょう?」
昨日の法事終わってお参りの方に尋ねました。

「その時は50回忌。私は90歳…ぎりぎり生きているかもしれない。
120歳の方もいれば130歳という方もいるかもしれない(笑)。
おそらくここにいるほとんどの方は、私も含め、いないでしょう。
でもこの子は52歳となっているはずです」

ひいおじいちゃんの一周忌のお参りに来た2歳の女の子でした。

2歳だから、法事中もおもむくまま。
まるで自由だったのですが、本堂を縦横無尽に歩き回る姿がお勤めしていていとおしく思えました。

ひいおじいちゃんの年忌と共に大きくなっていく女の子です。

50年後、50回忌をするかどうかは知りませんが、
その時この子は、どんなだろう。

52歳のこの子は、
家庭のことで悩んでいるかもしれないし、
健康のことで悩んでいるかもしれない、
あるいは子育てが終わりほっとしているかもしれない。

そのように想像したとき、
今ここで法事に集っている方の思いが、
未来のこの子をそっと支えているようにも思える。

そう考えると、今ここで生きている私もまた、
過去の誰かたちに願われている存在なのではないか。

今日も一日心穏やかに過ごせますように。

永代供養塔裏の栗の木の実が少しずつ大きくなってきました。今月末にも栗拾いが楽しめそうです。

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