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  • お釈迦さまの誕生日

    4月8日はお釈迦さまの誕生日。 その誕生を讃えた詩の描く、 誕生時の風景は美しく。 * 彼が生まれると、 地は山々の王でしかと抑へられてゐたけれど、 風に揺れた舟のやうに震へた。 しかも雲もない空からは、栴檀で香り、 水 […]

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  • 真の平和を

    「寝るところがないというのはつらいことですよ」 戦争を経験したお檀家のおばあちゃんが言っていました。 ロシアのウクライナへの武力による侵攻は決して許されるものではない。 難民としての生活を強いられている人々、大切な方を亡 […]

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  • 内なる「時間」を大切に

    「時(トキ)」という言葉にはさまざまな語源があるそうです。 あっという間に過ぎ去ってしまうことから「疾ク(トク)」が語源(『大言海』)とも、月の満ち欠けによって知らされることから、「月(ツキ)」が語源(『広辞苑』)とも言 […]

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  • 春のお彼岸

    今日から春のお彼岸です。 残雪ある墓地を踏みわけ、かきわけ、大切な方にお花をお供えする足跡があります。 風はまだ北からで肌寒いですが、 境内の陽ざしもようやく春めいてまいりましたよ。 ヒヨドリもジーィジーィと鳴いています […]

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  • ことばのぬくもり

    下の娘は童謡が大好きで、寝る前に歌絵本をせがまれます。 歌っていて思うのは、作者不明の歌のこと。 誰かが作ったものかもしれないし、誰かが口づさんでいたものが自然にひろがり、歌としてまとまっていったのかもしれない。 いずれ […]

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  • 花が開けば世界が香る

    三春、果満つ菩提(ぼだい)の樹。 一夜、華開いて世界香し。 —・—・—・—・—・—・— 花が開けば世界が香る。 香りとは、ただようもので […]

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  • 咲という字は、笑の古字

    咲という字は、笑の古字と聞きました。 たしかに、漢和辞典をひらいてみると、咲という漢字には「わらう」という語義のみで、「はながさく」というのは日本のみでの用法なのだそう。 人間のわらう表情を、はなの咲く姿にたとえる。 な […]

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  • 今日はどんな春に出会うでしょう

    雨水となったので、本堂の玄関にお雛様を飾りました。 お寺は彩の少ない場所ですが、 一年でこのときだけは華やかです。 7歳と3歳の娘たちと一緒に準備しました。 雨水とは、降る雪が雨へと変わり、 氷が解け出すころのこと (白 […]

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  • コマが回るには

    「コマを買ってきてもうまく回りません。なぜでしょう?」 今朝、子どもからまた無理難問。ナゾナゾが。 「コマったから?」 「ちがいまーす。回してないからです!」 なるほど。 たしかに買っただけではコマは回らない。 回さない […]

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  • お話し好きなハナさん

    年を重ねても元気な方には、お話好きな方が多い気がします。 もちろん、耳が遠くなるとなかなか会話になりませんが、 目の前の人に心開いている、というのは大切なんだな、と実感します。 90を越えたハナさんというおばあちゃんは、 […]

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  • 随処作主

    「随処作主(ずいしょさしゅ)」という言葉がありますが、これは、「いのち、生命は今、私という人間としてある。私の人生は私以外に生きられない」ということ。 「人生最後まで、自分のことは自分でできるように」というのは誰しも願う […]

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  • 手は熱く足はなゆれど

    手は熱く足はなゆれど われはこれ塔を建つるもの 滑り来し時間の軸の をちこちに美(は)ゆくも成りて 燎々(りょうりょう)と暗をてらせる その塔のすがたかしこし むさぼりて厭(あ)かぬ渠(かれ)ゆゑ いざここに一基をなさん […]

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  • 続 年を重ねても健康な秘訣とは?

    続「年を重ねても健康な秘訣とは?」 4.よき習慣がある。 年を重ね、病を患い、不自由な思いをしながらも、シャキッと生活している高齢者。 私がお参りで接している方は皆、誰か大切な人の命日だから、毎月、あるいは毎朝、仏壇に水 […]

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  • 年を重ねても健康な秘訣とは?

    「年を重ねても健康な秘訣とは?」 お参りに伺って、元気な高齢者とお話しするたびに思うことです。 最近の結論は。 1. 自分のことは自分でしている 2. よくおしゃべりする 3. 適度に身体を動かしている もちろん、年を重 […]

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  • 謹賀新年

    謹賀新年 しんしんと雪が降りつむ境内です。 まっさらな気持ちで一歩、一歩。 ご縁を感謝して生きることのできる、 そんな良い年でありますように。

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  • けあらしの風景

    氷点下10度を下回り、凍れた朝の北斗市です。 函館湾の海面は、けあらしとこの辺りではよばれる 白く立ちのぼる霧でおおわれ、 空には山のようにどっかりとたたずむ雲が 朝とも夕方ともつかない光をおびて、 降りつむ雪は物と物と […]

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  • 三輪空寂の仏の教え

    氷点下6度の朝でした。 うっすらと雪が積もる境内です。 今日は毎月のフードパントリー(食料品無料配布)の日。 お寺の本堂で配られます。 今年一年坦々と続けられました。 主催しているのは「地域食堂まんまる」。 受け手にも寄 […]

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  • 大切な人の写真の向こう側にあるもの

    昨日のことですが、お参りに行くといつも 「主人の命日はいつも曇りか雨降りの天気です」 という方がいます。 ご主人に対する思いがそのような風景にさせるのでしょうか。 ですが続けて、 「今日(11日)に大切な人を亡くした人も […]

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  • 寒い日は寒い日なりに スズメのように

    外は氷点下、本堂も0度近くなり、 磬子を鳴らすバイの持ち手も凍るように冷たい朝。 それでも軒下ではスズメが鳴いていました。 冬の寒い日には寒い日なりに。 スズメのように人間のお勤めも始まります。 今日も一日心穏やかに過ご […]

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  • 人間お釈迦さま

    明日から一週間、曹洞宗では臘八接心(ろうはつせっしん)といって、坐禅をひたすらしつづける、そういう行持が修められます。 ただ、広徳寺のような地域に開かれた一般寺院では、このような修行はされず、ふだん通りの坐禅が行じられま […]

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