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まっすぐに坐る!7月の坐禅塾では…

【まっすぐ、まっすぐ】
::7月の坐禅会では::
参加者が2名とこじんまりでした。
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初めてではない方でしたので、
私も一緒に坐らせていただきました!

40分。
坐禅は本来、40分から50分を1つの単位として坐ります。
1炷(いっちゅう)といい、
線香が1本燃え尽きる長さと言われています。
なので、坐禅の時には必ず線香を1本立てます。
まっすぐに立てます。
この「まっすぐ」が大切。
坐禅も、
腰から姿勢を正し、
鼻とへそ、耳と肩とが対峙するように、
まっすぐに坐ります。
すると余計な事を考えても、
手放しやすい。
ある80歳近いお坊さんが入院した時のこと。
病気一つしてこなかった方なのですが、
心臓が悪くなって急遽、
バイパスを入れる手術をするために、
入院しなくてはならなくなりました。
病院のベッドに横になると、
余命の事が頭をよぎり、
不安な気持ちでいっぱいになる。
手術はうまくいくのだろうか。
ふだんは、あっけらかんと
風通しの良い性格で、
自分の信じた道を突き進むような方だけに、
どうしてもすぐ側に死を感じてしまう病院でのその空気は
耐え難いものだったそうです。
「体を横にしているからいけない」
もちろん、病院ですから体を横にして
安静にしていなくてはならないのですが、
頭を枕にのせ、
体を横にしていると、
余計な不安がふつふつと湧いてきて止まらない。
そこで、坐禅をしたのだろうです。
ベッドの上で。
そうすると、自然と気持ちが楽になっていった。
坐禅には効能はないといいますが、
そういう時間を1日のうちに少しでも持ちたいものです。

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